2025/11/14

こんにちは、業務用エアコン・省エネ設備専門店Cools(クールス)です。

梅雨から夏の季節になると、日本全体がジメジメとした湿気に包まれます。

雨の時期や猛暑の日にはおうちで過ごすことが多くなりますよね。
室内で快適に過ごすためにエアコンを使用するご家庭も多くなってくるのではないでしょうか。

しかし、エアコンの湿度設定をうまく使わないと、かえって不快な環境になったり、電気代が増えてしまったりすることもあります。

そこでこの記事では、梅雨や夏も快適に過ごしたい方に向けて、エアコンの湿度設定を上手に使うコツをご紹介していきます!

【この記事のポイント】

  • 理想的な湿度は40%~60%
  • 夏場は室温25~28℃、冬場は室温18~25℃が目安
  • 必要に応じて換気も行う

※参考資料:東京都福祉保健局

梅雨の除湿設定は何度が正解?

梅雨時のジメジメ対策にはエアコンの除湿運転が効果的ですが、設定温度は室温より2〜3℃低めが基本です。

たとえば室温が28℃なら、除湿の設定温度は25〜26℃程度が目安。

除湿には「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2種類があり、再熱除湿タイプなら25〜26℃程度で湿度だけを下げられるため、冷えすぎを避けたい方にもおすすめです。

快適に過ごすには、温度だけでなく湿度も50〜60%以下を目安に管理しましょう。湿度計があるとより的確に調整できます。

湿度の高い季節はエアコンの活用が重要

梅雨から夏の季節とエアコンの関係性

梅雨から夏にかけての時期は、高い湿度が原因でカビやダニが繁殖しやすく、アレルギーや喘息を引き起こす原因にもなると言われています。

そのため、室内の湿度管理は非常に重要です。

エアコンは冷房機能だけでなく、除湿機能も備えているため、湿度対策には積極的に活用することをオススメします!

湿度管理の必要性と効果

適切な湿度管理は、健康を守ること・快適な生活環境を維持することの両面で大切です。

湿度が高すぎると、カビやダニの繁殖が進み、室内の空気が不衛生になります。

一方、湿度が低すぎると、肌や喉が乾燥しやすくなり、風邪をひきやすくなることもあります。

エアコンを使ってバランスの良い湿度を保つことで、こうした問題を防ぐことができます。

エアコンの基本的な湿度設定

湿度とは?快適な湿度の基準

湿度とは、空気中に含まれる水蒸気の割合を示す数値です。

一般的に、快適な湿度の基準は40%から60%と言われています。

この範囲内であれば、カビやダニの発生を抑えつつ、快適な環境を保つことができます。

エアコンの除湿機能の仕組み

エアコンの除湿機能は、空気中の水蒸気を取り除くことで湿度を下げる仕組みです。

冷却されたコイルに空気を通すことで、水蒸気が結露し、室外に排出されます。

このプロセスにより、室内の湿度を効果的に下げることができます。

冷房と除湿の違い

「そもそも冷房と除湿の機能の違いってなに?」という方へ、簡単に説明します。

冷房と除湿は、どちらもエアコンの機能ですが、その目的は異なります。

  • 冷房→室内の温度を下げることが目的
  • 除湿→湿度を下げることを目的

梅雨や夏場の時期には、湿度が高くなるため、除湿機能を活用することが効果的です。

エアコンの湿度設定を上手に使う方法

最適な湿度設定のポイント

梅雨の時期には湿度が80%程度になることも!

湿度が60%以上になると、カビやダニが繁殖したり、結露が発生しやすくなってしまうため、除湿運転を行って湿度が上昇するのを抑えましょう。

リビングなどに湿度計を置いておくと、いつでもお部屋の環境が確認できておすすめですよ!

効率的な湿度設定の時間帯

エアコンの湿度設定を効率的に使うためには、タイマー機能を活用しましょう。

特に就寝時や外出時には、タイマーを設定しておけば、無駄な電力消費を抑えることができます。

部屋ごとの湿度設定の工夫

各部屋に合わせた湿度設定も効果的です。

例えば、寝室は快適な睡眠を促すために少し低めの湿度設定にし、2時間後くらいにタイマーをかけておくなどの工夫をすると良いでしょう。

リビングルームは快適な空間を保つために標準的な湿度設定にするなど、それぞれの部屋に合わせた設定を行いましょう。

エアコンの除湿運転はつけっぱなしで大丈夫?

結論、エアコンの除湿運転はつけっぱなしでも大丈夫です!

ただし、冒頭にお伝えした最適な環境、湿度:40%~60%・温度:(夏)25~28℃(冬)18~25℃の条件をクリアしていることが前提です。

これからお伝えするメリット・デメリットを理解した上で、お部屋の環境に合わせたエアコン操作を行ってください。

除湿機能つけっぱなしのメリット

1.部屋を快適な湿度状態に保てる

梅雨や夏場のじめじめとした時期には、除湿運転で湿度を下げることで体感温度を下げることができ、室内で快適に過ごすことができます。

2.電気代を抑えられる場合がある

エアコンの除湿運転は、冷房運転よりも消費電力が少ない場合があります。

特に、外気温が低い場合は、除湿運転の方が効率的に部屋を快適な状態に保つことができます。

3.カビやダニの繁殖を抑えられる

湿度が高いと、カビやダニが繁殖しやすくなります。

除湿運転で湿度を下げることで、カビやダニの繁殖を抑え、健康的な環境を維持することができます。

4.快適な睡眠環境を作れる

寝室の湿度が高いと、寝苦しさでなかなか眠れなかったり、途中で目が覚めてしまうことがあります。

除湿運転で湿度を下げることで、快適に眠れる環境を作ることができます。

除湿機能つけっぱなしのデメリット

1.電気代が高くなる場合がある

長時間使用したり、設定温度を低く設定したりすると、電気代が高くなることがあります。

特に、外気温が高い場合は、冷房運転の方が効率的に部屋を涼しくすることができます。

2.体調を崩しやすくなる

長い時間ずっと除湿運転を使用すると、室内の湿度が極端に低くなり、肌や喉が乾燥して体調を崩すことがあります。

湿度を細かく調整したい方は、加湿器などを併用して適切な湿度を保ちましょう。

3.冷房効果が低下する

除湿運転は、冷房効果はありません。

真夏などで室温が高い場合は、除湿運転だけでは快適な室温を保つことができません。

湿度がある程度下がったら冷房に切り替えるなど、冷房と併用して使用しましょう。

4.観葉植物や家具に影響が出る可能性も

長時間除湿運転を使用すると、観葉植物や家具が乾燥して傷むことがあります。

乾燥が気になるものには予め霧吹き等で、湿度を加えてあげると良いでしょう。

梅雨や夏場にエアコンを効果的に使うコツ

併用するおすすめの除湿グッズ

エアコンと併用することで効果を発揮する除湿グッズも活用しましょう。

除湿剤や除湿機を使うことで、エアコンの負担を減らし、より効率的に湿度を管理することができます。

エアコンと併用してサーキュレーターなども使うと、空気の循環が良くなり、エアコンが効率的に稼働することでその効果を高めてくれます。

湿度対策としての生活習慣の見直し

湿度対策として、生活習慣を見直すことも効果があります。

例えば、晴れた日は洗濯物をなるべく室外に干す、換気を定期的に行う、調理時には換気扇を使用するなどの工夫を行うことで、室内の湿度を効果的に管理することができます。

エアコンの使用と並行して自分でできる湿度管理も行うことで、快適な生活環境を維持することができます。

ジメジメする季節を乗り切る除湿機能の活用方法をご紹介しました

梅雨や夏場をいかに快適に過ごせるかは、エアコンを活用した湿度管理にかかっています。

適切な湿度設定や節電対策を行いながら、健康で快適な住環境を保ちましょう!

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