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こんにちは。業務用エアコン・省エネ設備専門店のCools(クールス)です。
美容室・理容室では、お客様がリラックスして施術を受け、スタッフも快適に作業できる環境づくりが欠かせませんよね。
一般店舗と比べて、ドライヤー・パーマ機・シャワーなど熱源が多く、使用時間・人の動きも多いため、空調にかかる負荷は高くなります。
→ そのため、美容院・理容室のエアコンには選び方のコツがあります。
この記事では、美容室・理容室向けの業務用エアコンの選び方やメンテナンス方法などを詳しく解説していきます。
省エネエアコンは本当にお得?新型vs旧型の電気代の違いを比較!賢い買い替えのタイミング

美容室・理容室は、ドライヤーなど熱を出す機会が多い、人の出入りが多く外気が入りやすいなど特有の環境から、他の店舗よりも空調負荷が高い傾向にあります。
ドライヤー・パーマ機・スチーマーなど、熱を出す機器が多く室温が上がりやすいです。
→ 通常店舗より1~2段階高い能力(馬力)があると安心です。
出入口の開閉やガラス面が多いサロンでは、外気の影響も受けやすくなります。
また、施術中はお客様が約1~2時間座りっぱなしの状態。
長時間滞在するお客さんに少しでも居心地の良い環境を提供する必要があります。
カラー剤・スプレー・髪の毛などが空気中に舞うため、フィルターが詰まりやすく、メンテナンスも重要です。

エアコンを選ぶ際には、店舗の広さに応じて必要な馬力を選ぶ必要があります。
まずはお店の「広さ(坪数)」を基準に、どのくらいの能力が必要かを確認しましょう。
| 店舗の広さ | 目安の馬力 | 対応目安人数 | 主なエアコンタイプ |
|---|---|---|---|
| ~10坪(約33㎡) | 2.5〜3馬力 | スタッフ2〜3名/客席3〜4席 | 天井カセット1台 |
| 10〜15坪(約50㎡) | 3〜4馬力 | スタッフ3〜4名/客席5〜6席 | 天井カセット1台または2台 |
| 15〜25坪(約80㎡) | 5〜6馬力 | スタッフ5〜6名/客席7〜10席 | 天井埋込×2台+サーキュレーター併用 |
| 25坪以上(約80㎡超) | 8馬力以上 | 大型サロン・複数スペースあり | 天井埋込2〜3台+個別制御 |
ポイントとして、 美容室では照明やドライヤーの熱も加わるため、「坪数×1.2倍」程度の能力で考えると安心です。

美容室・理容室は「おしゃれな雰囲気」「リラックスできる空間」など、店舗の雰囲気でもお客さんの印象やリピート率に影響するため、「快適性」だけでなく空間に馴染む「デザイン性」も重視されやすいです。
最も人気が高いのは、天井に埋め込む「天井カセット型」。
天井から風が均等に出るため、温度ムラが少なく、見た目もスッキリ。
内装デザインを損なわず、雰囲気も大事な美容室には最適です。
「天吊型(てんつりがた)」は天井裏のスペースが取れない場合におすすめ。美容室全体を効率よく冷やすことができます。
天井から吊り下げるので、小さい店舗などでは圧迫感が出てしまいますが、メンテナンスがしやすい、設置工事が比較的シンプルなどメリットもあります。
小規模店舗やバックヤード、シャンプー台などの補助冷暖房として最適。
家庭用のエアコンに似ていますが、業務用としてよりパワーがある仕様になっています。
実はエアコンの機種本体だけでなく、「設置する位置」や「風の流れ」でも空調の効きや居心地を大きく左右します。
最近はエアコンの機能も進化して、風が直接あたる不快感や空間の温度ムラを感じにくい「気流制御機能」付きの機種も増えています。
(例:ダイキン「気流制御技術」、三菱「ぐるっとスマート気流」など。)
最新の機種の特長や実際にかかる費用など、さらに詳しく知りたい方は、問い合わせボタンよりお気軽にご質問ください。

美容室では、お客様が長時間過ごすため、空気の質や快適さもとても大切です。
とくに薬剤のにおいや髪の毛についた細かいほこりが気になるサロンでは、脱臭機能や自動清掃機能があるだけでも空間の印象が大きく変わります。
| 機能名 | 内容 | メリット |
|---|---|---|
| 自動清掃フィルター | フィルターのホコリを自動で除去 | メンテナンス回数を減らせる |
| 脱臭・空気清浄機能 | ニオイや薬剤臭を軽減 | 快適な空気環境をキープ |
| センサー制御 | 人の動き・温度を検知して自動調整 | 無駄な電力をカット |
| 個別気流制御 | 吹き出し口ごとに風向を調整 | 座席ごとに快適温度を維持 |
| 静音設計 | 運転音を抑えたモデル | リラックスできる空間づくり |
こうした便利な機能がそろった業務用エアコンなら、店内の空気を清潔に保ちながら、スタッフの作業負担や電気代も削減できます。
美容室では一日中エアコンを稼働させることが多いため、省エネ性能の高い機種選びと、効率的な運用の工夫が電気代を抑える上で大事なポイントです。
「自動モード」や「省エネモード」を活用することで、電気代を約10〜20%削減できます。
フィルターが詰まると冷暖房効率が落ち、電気代もアップ。
2〜3週間に1度は掃除機でホコリを吸い取りましょう。
わずか1℃の違いでも、年間で数千円単位の節約になります。
エアコンの理想の設定温度については、以下の記事で詳しく解説しています。
(外部リンク)エアコンの除湿は何度に設定するのが正解?

美容室では髪の毛や整髪料の粒子が空気中に多く舞うため、一般店舗よりもエアコンが汚れやすい環境です。
製品を長く安心して使うためには、こまめなセルフメンテナンスが肝心です。

※画像出典:ダイキンコンタクトセンター
髪の毛やスプレーの油分が溜まりやすく、放置すると風量低下や異臭の原因になります。
掃除機でホコリを吸い取り、水洗いをしてよく乾かしましょう。
ドレンホースが詰まると、店内に水が漏れるおそれがあります。
営業中にトラブルを防ぐためにも、定期的に水の流れを確認しましょう。
外に設置される室外機は、ホコリや髪の毛、落ち葉などが溜まりやすい部分。
吸排気口がふさがると、冷暖房効率が大きく下がります。
セルフメンテナンスに加えて、年に1回専門業者による点検・洗浄を行うのが理想的です。
内部洗浄やガス圧チェックで、内部のカビ・汚れやガス漏れを早期発見できます。
特に「風が弱い」「エアコンから水漏れしている」といった症状は、放置すると大きな故障に発展することがあります。
定期的な点検によってエアコンの寿命を延ばし、無駄な電気代や修理費の削減にもつながります。
A. 小規模サロンなら一時的には可能ですが、長時間運転が前提の美容室では業務用が断然おすすめ。
業務用は連続運転に強く、フィルター性能も高いため、寿命も長くなります。
A. 吹き出し口の角度を変えるか、「風向個別制御付き」機種への交換もおすすめ。
風を天井や壁に沿って流す「間接気流」で改善できます。
A. フィルター清掃・設定温度の見直し・インバーター機能機種への入れ替えで大幅に改善します。
古いエアコンは新型より約20〜30%省エネ効果が高いものも。
A. 美容室などで使う業務用エアコンの寿命は、平均10〜13年程度が目安。
長時間稼働するため、通常店舗より劣化が早い傾向にあります。
異音や冷えにくさを感じたら、急な故障で業務に支障をきたす前に、早めの交換を。

空間づくりも大切な美容室・理容室の空調は、来店してくれたお客様に「また来たい」と思ってもらうために欠かせない設備です。
今回ご紹介した選び方のポイントをおさらいですると、
快適な空間づくりとお客様の満足度アップにつながる、空調選びのご参考にしてみてください。
美容院・理容院・理髪店の空調(エアコン)を交換・設置するなら、業務用エアコン・省エネ設備に特化した専門店Coolsにおまかせください。
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「うちの店舗に合うエアコンが知りたい」「今のエアコンを省エネタイプに替えたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
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