2025/10/20

こんにちは。業務用エアコン・省エネ設備専門店のCools(クールス)です。

店舗やオフィスなどで毎日稼働している業務用エアコン。
ある日、「カタカタ」「キュルキュル」「ブーン」といった異音が聞こえたことはありませんか?

実はこの音、機器の不具合サインであることが多く、放置すると故障やムダな電気代の増加につながるケースもあります。

この記事では、以下の内容を業務用エアコン専門業者の視点から、やさしく&具体的に解説していきます。

  • 異音の原因(音の種類別)
  • 放置すると起こるリスク
  • 自分でできるチェックポイント
  • 修理・交換の判断基準

エアコンの異変はいち早く対応するほど、後の製品の寿命を延ばし、故障リスクを回避することにもつながります。

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業務用エアコンから異音が出る主な原因

気になる異音の多くは、「ホコリ・緩み・劣化」のいずれかが関係しています。
特に店舗やオフィスでは稼働時間が長いため、一般家庭よりも摩耗が早い傾向にあります。

まずは、原因として考えられる例を挙げていきます。

(1)ファンやモーターの劣化

ファンモーターの軸受け(ベアリング)が摩耗すると、「キュルキュル」「ブーン」といった連続音が発生します。
長期間使用した機器や、油切れ・ホコリ詰まりが原因で起こることが多いです。

(2)取り付け部や金具の緩み

天井カセット型や壁掛け型エアコンは、取り付け金具やパネルのわずかな緩みが「ガタガタ」「カタカタ」という振動音を生みます。
室内機が天井にしっかり固定されていない場合や、設置年数が長い場合に多く見られます。

(3)ドレンポンプや排水管のトラブル

「ポコポコ」「チョロチョロ」といった水の音は、ドレンポンプや排水管の空気混入が原因のことも。
排水がうまくいかず、空気が逆流している状態です。

そのまま放置すると、水漏れやカビ臭の原因にもなります。

(4)室外機のコンプレッサーや防振ゴムの劣化

屋外に設置されている室外機からの「ブーン」「ガタガタ」という音は、コンプレッサー内部の不調や、防振装置(ゴム)の劣化などが疑われます。
固定ボルトの緩みや、上に荷物を置いていることが原因になるケースも。

(5)ホコリ・ススの堆積

フィルターや内部にたまったホコリ・ススが、ファンに接触して「カラカラ」「パチパチ」という音を出すこともあります。
定期清掃を怠ると、空気の流れが悪くなり冷暖房効率が大幅に低下します。

音の種類別でわかるトラブルサイン

前の項目でご紹介した内容も踏まえて、異音のサインを放置したときに起こりうる、トラブルのリスクをまとめました。

異音の種類主な原因放置リスク
ガタガタ取付金具・パネルの緩み機器落下・破損
ブーンファンモーター・コンプレッサー劣化過熱・電力ロス
キュルキュル軸受けの摩耗モーター故障
ポコポコドレンポンプや排水管の詰まり水漏れ・カビ
カラカラ内部のゴミ・ホコリ故障の前兆・異臭


異音の種類によっては、ある程度原因を絞り込むことができますが、複数の要因が絡むケースも多いため、自己判断で分解・修理するのはリスクが高くおすすめしません。

異音を放置するとどうなる?

異音がするエアコンを使い続けると起こるリスク

「音はするけど動いてるから大丈夫」と思っていませんか?
異音を放置すると、気づかないうちにトラブルが進行してしまう危険があります。

  • 電気代の上昇:モーターが余分な負荷で回り続け、消費電力が増加。
  • 冷暖房効率の低下:ファンやコンプレッサーの回転不良で風量が減少。
  • 突然の故障:ベアリング焼き付き・コンプレッサー停止など、修理費が高額化。
  • 室内環境の悪化:異音+異臭+水漏れで、顧客・従業員に悪影響。

特に店舗やクリニックなどでは、来客したお客様の印象や居心地にも直結します。
「音が気になり始めたら早めに点検」と心得ておくと安心です。

自分でできるチェックと対処法

異音がした際にすぐ業者を呼ぶ前に、まず以下のチェックを行ってみましょう。

✅ 簡易チェックリスト

  • フィルターが汚れていないか
  • 室外機の上に荷物やゴミがないか
  • 室内機周辺に振動しそうな物が接していないか
  • 天井や壁の取り付け部が緩んでいないか
  • ドレンホースが折れ曲がっていないか

🚫 やってはいけないこと

  • 内部を分解して清掃する
  • モーターやファンを手で回す
  • 異音を無理やり抑えるために叩く・押さえる

一時的に音が止まったとしても、根本原因は解消していないため、再発や故障悪化のリスクがあります。

修理か交換か?判断の目安

設置年数から見る判断のポイント

異音が発生したとき、「修理で済むのか」「交換したほうがいいのか」悩みますよね。
業者に連絡した方がいいか迷った際には、以下を目安に判断してみてください。

状況対応の目安
使用年数が5年未満修理で解決できるケースが多い
7~10年経過修理部品が入手困難な場合あり。交換検討を
同じ異音が何度も再発機器内部の摩耗進行。交換推奨
電気代が年々上昇している効率低下のサイン。高効率機種への入替が◎

設置してからあまり期間が経っていない場合は保証が適用になる場合もあります。
まずは保証書の内容を確認したり、設置してもらった業者やメーカーに問い合わせてみるといいです◎

設置してから「10年以上経っているか」に注目

設置からすでに10年以上経過している場合には、内部の劣化による効率の低下や故障リスクの観点から、交換した方が長い目で見てお得になることも多いです。

安くて頼れるエアコン業者をお探しなら、Coolsまで!

弊社では、空調の国家資格を持つ専任のスタッフが、お客様の現場状況に合わせて設置機器の確認や最適な機種のご提案などを行います。
無料見積もりはオンライン上でスムーズにお出しでき、夜間・早朝など工事日程も柔軟に調整可能です。

お使いの空調で何か気がかりなことがあれば、お気軽にご相談ください。

異音トラブルを防ぐメンテナンス方法

業務用エアコンは、2~3か月に1度のフィルター掃除と、2年に1度のプロによるメンテナンスが理想です。
素人(オーナーや店舗スタッフなど)でも定期的な掃除の習慣を取り入れることで、異音・故障リスクを減らすことができます。

1. フィルター掃除(2〜4週間に1回)

最も効果的で簡単!
ホコリや汚れが詰まると、風量が落ちて冷暖房効率が悪化します。

やり方

  • 電源を切る
  • フィルターを取り外す(天井カセット型の場合はパネルを開ける)
  • 掃除機でホコリを吸い取る
  • 水洗いしてしっかり乾かす(汚れがひどい場合は中性洗剤を使用)

ポイント: 完全に乾かさないまま取り付けるとカビの原因になるので注意!

2. 吸込口・吹出口の清掃(月1回)

エアコンの外側にホコリが溜まると、吸い込みが悪くなります。

やり方

  • 柔らかい布でホコリを拭き取る
  • 手の届く範囲で、吹出口(ルーバー)も乾いた布で拭く


3. 室外機まわりのチェック(2〜3ヶ月に1回)

室外機が詰まると冷暖房効率が一気に低下します。

確認ポイント

  • 周りに「落ち葉・ゴミ・雑草」などがないか
  • フィン(熱交換器)にホコリが詰まっていないか
  • 吹き出し口を塞いでいないか

やってはいけないこと → 水を勢いよくかける、高圧洗浄機を使うのはNG!
内部を傷める恐れがあります。

また、長時間連続運転を避ける・設定温度を極端に下げすぎないことも機器寿命を延ばすポイントです。

エアコンの異音が気になったら早めに対処しよう

業務用エアコンからの「異音」は、放置して良くなることはありません。
むしろ放っておくほど、修理費用も電気代も増えてしまう可能性が高いです。

  • ガタガタ → 固定金具・振動
  • ブーン → モーター・コンプレッサー
  • ポコポコ → 排水系統
  • カラカラ → ホコリ・異物 など

考えられる原因を知っておくだけでも、早期対応につながります。
異音に気づいたら、素人では対処できなそうなときには早めに専門業者へご相談を。

業務用エアコンの修理・交換はCoolsまで

  • 専門の国家資格を持つスタッフが在籍
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「音が気になるけど、壊れてはいない…」そんなときこそ空調機器の見直し・点検のベストタイミングです。

業務用エアコンについて何か気になることがあれば、お気軽にCoolsまでお問い合わせください。

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