2025/09/12

こんにちは、省エネ設備専門店・株式会社Cools(クールス)のきよみです。

店舗やオフィスなどで使用する業務用エアコンの導入や買い替えを考えるとき、
「これって、だいたい何年くらい使えるんだろう?」「税金のことって関係あるのかな?」
って疑問に思いますよね。

実は「業務用エアコンの耐用年数」について詳しく知っておくと、エアコンの買い替え時期を見極めたり、店舗や会社の予算を立てるときに役立ちます◎

この記事では、今回は、業務用エアコンは何年使えるのか?知っておきたい法定耐用年数や実際の寿命について わかりやすく解説していきます!

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「法定耐用年数」ってなに?税金に関わる大切な期間

法定耐用年数ってなんのこと?

まず、一番気になる業務用エアコンの「法定耐用年数」からご説明します。

これはわかりやすく言うと、国税庁という国の機関が「この設備は、だいたいこれくらいの期間で価値が減っていくものですよ」と決めている、税金計算のときの公式ルールみたいなものです💡

お店や会社で使う業務用エアコンは、税法上では「固定資産」という扱いになります。

買ったときに一括で経費にするのではなく、何年かに分けて少しずつ経費として計上していくルールがあるんです。

この「少しずつ経費にする期間」の目安が、法定耐用年数となります。

業務用エアコンの法定耐用年数は2パターンある!

業務用エアコンの法定耐用年数は、次の2つのパターンに分かれます。

1. 建物の一部として設置する場合:13年

お店の天井に埋め込まれているタイプ(天井カセット形など)や、壁にしっかり固定されていて、建物の設備の一部になっているエアコンが該当します。

これは、建物の価値を高めるための設備として、長く使うことが前提とされています。

2.独立した機械として設置する場合:6年

特定の作業のために後から設置されたり、比較的簡単に取り外したりできるエアコンがこちらです。

例えば、工場で特定の機械を冷やすためだけのエアコンなどがこれに該当することがあります。

▼「うちのエアコンはどっち?」と迷ったときは

一般的な店舗やオフィスのエアコンなら13年のケースが多いですが、最終的には、税理士さんに確認するのが一番確実です。

大事な税金に関わることなので、ぜひ相談してみてください。

買った費用を毎年少しずつ経費にする「減価償却」

業務用エアコンのように高額な設備は、買った年にすべての費用を一度に経費にできません。

その代わりに、「減価償却(げんかしょうきゃく)」という方法で、何年かに分けて費用として計上していきます。

例)設置工事費込みで260万円の業務用エアコンを買い、法定耐用年数が13年と判断された場合…

→260万円を13年で割ると、1年あたり20万円になります。
260万円÷13年=20万円/年

つまり、毎年20万円ずつ、13年間にわたってこのエアコンの費用を経費として計上できる、というわけです。

こうすることで、お店や会社の利益を計算するときに、毎年計画的に費用を反映させることができます。

▼【ちょっと補足🖊】

中小企業の場合、「少額減価償却資産の特例」という制度を使って、一定の条件を満たせば、30万円未満の設備費用を一括で経費にできる場合があります。

これも、税理士さんに相談してみるのがおすすめです。

実際、何年使えるの?業務用エアコンの「本当の寿命」

法定耐用年数は税金の話でしたが、実際に業務用エアコンが故障せずに動いてくれる期間、つまり「実用寿命」はまた別の話です。

一般的に、業務用エアコンは10年~15年くらい使えると言われています。

でも、これはあくまで平均的な目安です。
お店のエアコンがどのくらい長く使えるかは、色々な要素で変わってきます。

・使い方と稼働時間

24時間営業のお店と、日中だけ開いているオフィスでは、エアコンにかかる負担が違います。
たくさん使うほど、部品も消耗しやすくなりますよね。

・設置されている場所の環境

油汚れが多い飲食店、髪の毛が舞う美容室、粉塵が多い工場などでは、エアコン内部に汚れがたまりやすく、故障の原因になることがあります。

海の近くのお店だと、潮風で金属が錆びる可能性もあります。

・日頃のお手入れ(メンテナンス)

これが一番大事です!フィルターの掃除をこまめにしているか、定期的に専門業者に点検や清掃をお願いしているかで、エアコンの寿命は大きく変わってきます。

やはりきちんと手入れされたエアコンは、長持ちしやすい傾向があります。

エアコン自体の品質

もちろん、メーカーや機種によって、耐久性や設計の良し悪しもあります。

長く快適に使うためのポイント

業務用エアコンを長く、そして効率的に使うためには、次のことを試してみてください。

フィルターはこまめに掃除!

フィルターが詰まると、エアコンに無理な負荷がかかり、電気代も高くなります。
定期的な清掃で、効率を保ちましょう。

プロによる定期点検を検討!

半年に一度や年に一度でも良いので、専門業者に内部の洗浄や点検を依頼しましょう。
見えない部分の汚れや、部品の劣化を早めに発見・対処できます。これが、大きな故障を防ぎ、寿命を延ばす秘訣です。

適切な温度設定を心がける!

冷やしすぎたり温めすぎたりせず、無理のない設定温度で運転することも、エアコンへの負担を減らすことにつながります。

もしかして買い替え時?こんな症状が出たら要注意!

「まだ使えるから大丈夫」と思って使い続けていると、ある日突然エアコンが動かなくなって、お店や会社の営業に支障が出たり、急な修理費用で困ったりすることも。

次のようなサインが見られたら、買い替えを検討するタイミングかもしれません💡

  • 変な音がする: 「キュルキュル」「ガラガラ」など、いつもと違う音がする。
  • 効きが悪くなった: 前はすぐに涼しく(暖かく)なったのに、最近はなかなか効かない。
  • 水漏れがある: 室内機から水がポタポタ落ちてくる。
  • 電気代が急に高くなった: 同じ使い方をしているのに、電気代が以前より高くなっている。
  • 修理費が何度もかかる・高額になる: 故障するたびに修理費用がかさんでいる場合。製造から10年以上経つと、メーカーが修理用の部品の生産を終えてしまい、修理自体ができなくなることもあります。

こういった症状は、エアコンが寿命に近づいているサインです⚠

いざという時に困らないよう、計画的に買い替えの準備を進めておくのが賢明です。

まとめ:耐用年数を理解して、賢くエアコンを管理しよう!

業務用エアコンの「耐用年数」について、税金に関わる「法定耐用年数」と、実際に使える期間の「実用寿命」の両面から解説しました。

  • 法定耐用年数: 税金計算の基準で、6年か13年のパターンが多い。
  • 実用寿命: 使い方や手入れ次第で変わるけれど、だいたい10年~15年が目安。

この情報を頭に入れておけば、お店や会社の業務用エアコンを長く、快適に、そしてコストを抑えて使うための計画が立てやすくなります。

\業務用エアコン/法人用エアコンの修理・交換は株式会社Coolsまで/

「うちの店にぴったりのエアコンはどれだろう?」「そろそろ買い替えかな?」など、業務用エアコンに関するご相談があれば、いつでもお気軽にお声がけください。

お客様のオフィスや店舗のご状況に合わせて、最適なご提案をさせていただきます!

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